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80代の男性。
5年前に潰瘍性大腸炎を患い、一時入院もしたそうだが
入院していた病院ではもうほぼ良くなったという診断がおり、
一応通院に便利な自宅近くの個人の内科を紹介され転医。

自身でも病状はまったく改善したように感じるも、
かつて狭心症を起こした経緯もあり、月1回は必ず通院するように指示され、
以来数年間通い続けているとのこと。

この内科からは8種類の薬が処方されていた。

2ヶ月ほど前、外出して少し長い時間歩いたのをきっかけに
突然左右の手足に「むくみ」が出だし、肘から下、膝から下がパンパンにふくれてしまう。

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受診している内科でも原因が分からず、近くの整形外科を紹介されるが
そこでも湿布が出されるだけで、納得のいく説明も治療も無かったとのこと。

この患者様は当オフィスに以前も来られていた方だが、
久しぶりにお会いすると驚くほど痩せてしまっていて、
自分でも「骨と皮になってしまいました。」とやつれた表情で仰っていた。

大変几帳面な性格で、いつも持ち歩いている手帳に血液検査表と薬の処方箋を
入れておられたので、早速拝見させてもらう。

ご本人曰く「ご飯は美味しく頂けるし、量もしっかり食べているのに体重がドンドン落ちてしまった。腸の具合も良好の様で、便通も悪くはないのだが・・・。」

処方されていた薬剤は全部で8種類と
巷ではよくあるとんでもない量の投薬だ。

・まずはお決まりの(肝臓での)コレステロール合成阻害剤。

・血圧関係のβブロッカー(脳から心臓への神経伝達阻害)。

・血液サラサラの血小板合成阻害剤(出血時、血が止まらない。血はサラサラではいけない)。

・大腸への関連か、副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤など。

・胃酸を止める薬が、H2ブロッカーと他合わせて2剤(この方、胃は悪くない)。

 胃酸が出ないわけだから、タンパク系はほぼ消化できていない。
 消化できないから吸収もされない。

血液検査ではアルブミンが異常に低下しており、内科医院の検査で腎臓や心臓にも異常がない。

薬剤の処方と血液検査等から推測して、栄養がほぼ吸収できないことによる低栄養症。
血中タンパクの消耗がむくみの原因かと思われる。

とこの患者様にも情報提供だけさせていただきました。

つづきはまたそのうちに・・・。


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2010.06.19 Sat l 健康 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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