30代男性。
50Cバイクで通勤の途中、交差点で車と出合い頭に衝突。
車のフロントガラスに頭が突っ込み、その後8mほど飛ばされたとのこと。

(イメージ画像)
意識もうろうの状態で救急搬送され頭部のCT検査を受けたが、
幸い頭蓋内には特に異常もみられなかったようだ。
冬であったため、厚手の衣類で固めていたことも身を守ってくれた。
ヘルメットをかぶっていたが、頭には大きなタンコブができたらしい。
そのまま数日入院し、自宅にて更に数日静養の後仕事復帰されている。
このまま何事も無ければ良かったが、この後新たな問題が発生する。
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高校生女子。
・症状は1年くらい前から・・・
・首が重く上を向くのが辛い。
・頭痛が頻繁に起こる。
1年前に整形外科で受診。
レントゲン検査から「異常なし」の診断結果。
医師からは「手がシビレてきたら、また来なさい。」と言われたらしい。
・最近、鉛筆を持つ右手に力が入りにくくなり、
ノートに字が書けない日がある。
・クラブ活動にも参加しているが、満足な練習ができない。
(当院より紹介し可児放射線科にて再度撮影)

レントゲン検査の結果、頸椎の生理的構造は見事に崩壊している。
(ブルーのラインが本来の頸椎の形。)
上肢(腕)に向かう神経は、全て頸椎部からの流れになっており、
上肢(腕)に向かう血管は、鎖骨付近を通過する。
このような頸椎の状態では、圧迫によって神経の連絡系統や
血流動態が大きな障害を受けてしまう。
治療を開始して現在3カ月を経過。
右手の症状は完全に消失。
首から肩の症状もかなり改善したが、
発症後1年の放置期間はやはり長すぎた。
勉学やクラブ活動に励む若い学生たちにとっては、
在学期間中に自分の力を十分に発揮できるかどうかの大問題だ。
適切な治療が施されなければジワジワと悪化の一途をたどり、
このような状況を一生抱えたまま生きて行く事になる。
近藤誠先生の著書、
『医者に殺されない47の心得
医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法』。

「総合体力研究所」と共に我々が日々訴えている、
本当の健康とはどんな状態であり、
本当の健康でい続けるために必要なことなど、
かなりの共通意見が綴られている。
おかしな方向へグングン加速し、
今のままではおそらく止められないであろう日本の医療。
数少ない本物のお医者さんの話を、是非ご一読あれ!