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「数年前から左足親指の付け根が腫れて痛み出す。
 学生で運動系クラブ活動をしているが、
 痛みで十分な練習が出来ない。
 外反母趾みたいだが、
 運動靴・スニーカーしか履いた事が無いのに
 何故このような事になるのですか?」

という訴えで来られた10代の女性。

DSCN0093.jpg
〈クリックで画像拡大〉

『外反母趾』といえば、
中高年の女性に多い、ヒールが高くつま先の細い靴、立ち仕事をしている、
といったイメージを描くのが一般的。

しかし、実際には若い女性または男性にもよく見られ
このような方々には先の細い靴を履いている又は以前履いていた
ということは殆ど無い。

確かに、先の細くヒールの高い靴を履いての立ち仕事は
外反母趾の進行を助長するが、これが『原因』ではない。

これもまた、膝の痛み同様局所の状態にしか目を向けない結果の
誤ったイメージにすぎない。


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2013.02.20 Wed l 健康 l コメント (0) トラックバック (0) l top
60代の女性。
「左膝が夜間にうずいて眠れない」との訴えで来院される。

少し前には膝関節周辺に水が溜まり、
整形外科で注射器で抜き取る応急処置を受け
その後は溜まっていないらしい。

膝を痛めた原因も、特に思い当らずにここまできたようだ。

説明の後、骨格診断用のレントゲンを撮影に行って頂いた。

後方から見たこの方の骨盤と腰椎の画像。
  DSCN0159kawa.jpg
 〈クリックで画像拡大〉

やはり左に大きく傾斜しており、
下半身への荷重バランスは崩壊している。

膝関節に原因不明の故障を抱えておられる人は、
老若男女問わずほぼこのパターンである。

原因不明など有り得ない。
原因があるから結果が有る。

痛みのある場所にだけ目を向けていると
疲労性、加齢性、原因不明・・・、 といった事になってしまう。


この女性も、
かなりの年数をこの状態で過ごされて来た事が画像から読み取れる。
幸いこの方の治療に対する反応は良好で、
3回程度の治療で左膝の自覚症状はほぼ消失。

今後は崩れた骨盤の構造を、継続治療で完全に近づけていく事になる。

春の行楽シーズンが来るのを、今から楽しみにされているそうだ。

まだ無理は禁物なのだが・・・



2013.02.14 Thu l カイロプラクティック l コメント (0) トラックバック (0) l top