26日の参院本会議で趣旨説明が行われた臓器移植法改正案(A案)と、
野党有志による対案は30日から実質審議に入るようだ。

衆院を通過したA案は15歳以上の年齢制限を撤廃し、
本人の生前の拒否がなければ臓器提供が可能だそうだが・・・・。
アメリカと日本では 『心臓外科の専門医』 を標ぼうできるようになる為のカリキュラムには
とてつもないハードルの差がある。
「アメリカ」
①一般大学卒業(4年)
この間に医療機関にてボランティアを行い、
自身は本当に医療に携わりたいのかという事を現場で学ぶ。
②医学部(医科大)卒業(4年)
医師国家試験→免許取得
③専門の病院にて500例以上の胸部以外の手術研修(4年)
上記の症例をこなした後、
一般外科医に認定
④専門の病院にて250例以上の胸部手術研修(2年)
研修の後、試験→
胸部外科医(心臓外科医)として認定される。
「日本」
①医学部(医科大)卒業(6年)
医師国家試験→免許取得→
どの診療科目も標ぼう自由 ②2年以上、臨床研究を行うよう勤める事(
努力規定)
③免許取得後50例以上の手術→
心臓外科専門医日本にも、アメリカに負けないくらいの「素質を持つ人材」は多くいる筈。
「本当の専門医」を育て上げるシステムの無いこの国で、
まともな移植手術が出来る医師はいったい何人いるのだろう?